ニコンとロンザは協業により日本での再生医療向け細胞受託開発・生産に乗り出す。ニコンの全額出資子会社ニコン・セル・イノベーションが、業界大手のロンザから世界でも最先端クラスの技術・ノウハウ支援を受けて、高品質の細胞を受託開発・生産できる体制を構築する。

体細胞、体性幹細胞、iPS細胞など様々な種類の細胞治療製品とウイルスを用いて遺伝子を導入した遺伝子治療製品の受託生産を行う。細胞加工プロセス開発から、治験用細胞製造、商業生産までをワンストップで対応する受託専業企業は国内では類を見ず、日本の再生医療の産業化に向けた重要なインフラになることを目指す。今年中にも細胞加工プロセス開発の受託サービスを開始し、2017年末以降には細胞治療用・遺伝子治療用細胞の生産受託を開始する。