セイコーウェーブは現場向けのポータブル３D計測装置「3DSL Rhino-01・Rhino-02」を販売している。同製品は手ブレの影響を受けづらい、高いフレームレートを実現。従来のワンショット計測は0.08秒で実行し、加えて自動的にソフトウェアで3D画像を連続で合成する機能も新規に開発した。
配管や圧力容器の余寿命評価はもちろんのこと、橋梁等の社会インフラの腐食・塗装変形やコンクリート構造物の変形等を具体的・数値的に把握できる。腐食減肉評価は日本溶接協会の規格に基づいている。
現在、製油所での漏洩やパイプラインの爆発等の前例から、各国は厳しい安全規制を設けている。機械の複雑化や品質管理への要求も相まって非破壊検査の社会的意義や需要が高まる中、日本における供用適性評価のパイオニアとして現場のニーズに応え続けている同社に期待が集まる。