「NETIS」KT-200036-A「セルドロンを用いた生コンクリート処理工法」
セルドロンは細かなセルロース繊維で構成される微細粒子（200㎛以下）。主原料は古紙（紙は木材のセルロース繊維が主成分）であり、主に事務所などから排出されるシュレッダー屑から生産しているので、安全性が高く環境に優しい。

▶︎ 瞬間吸水性
瞬時に吸水（質量の４～７倍程度）する性質があり、養生時間が不要のため工期短縮につながります。
▶︎ 汎用性
物理的に吸水するので、有機系・無機系など対象物を選びません。（セメント系、石灰、ポリマー系等は化学反応により固化させている）
▶︎ 低環境負荷性
pＨが中性域のため、植栽や生物への影響が少なく、いずれ生分解されます。

TOPIC

香川県坂出市府中町にある大山池にて、株式会社菅組が取り組んでいる生物多様性保護において浚渫処理の部分にセルドロンを3.6トン使用して頂きました。この池では様々な生物の生息が確認されており、セメント系などを使用した汚泥処理が出来ないことからセルドロンが採用されました。 施工後は「特定第２種国内希少野生動植物種」に指定されている「カワバタモロコ」等の保護池となります。