美建は、自動車の製造ラインで使用する装置の設計から製造、メンテナンス、産業用ロボットティーチングを行い、自動車開発の一端を担っている。

ロボットを実際に操作しながら動きを設定していくオンラインティーチングは、分かりやすく正確にロボットティーチングを行えるが、既に現場で稼働しているロボットのティーチング作業は生産ラインを停止しなければならず、その時間は損失につながる。産業用ロボットの導入は、ロボットティーチングをいかに効率的に行えるかが重要なポイントになる。

同社では、ＰＳＲ（Ｐｒｏｃｅｓｓ Ｓｉｍｕｌａｔｅ ｆｏｒ Ｒｏｂｏｔｉｃｓ）／ＲＯＢＣＡＤによる総合設備シミュレーション、干渉確認、サイクルタイム検証を行う。設計段階から「動き・特性」を理解した内容で進めることにより、客先仕様の満足度はもちろんのこと、製造コストを抑えたリードタイムにも対応できる。また、オフラインデータを実機にロードしてティーチング修正をするため、後戻り作業が無く、現場での実作業工数を25〜30％削減可能。