Visionary-T Mini 3Dスナップショットセンサは、3Dタイムオブフライト方式により、物体との距離や大きさの情報を計測します。このプロセスではセンサが赤外線を照射し、周囲の物体から反射された赤外線を評価します。3Dスナップショットとは、Visionary-T Miniに搭載されたカメラセンサが、ある瞬間の視覚領域の全体像を記録し（2D）、同時にセンサと記録された環境との間の距離を測定する（3D）画像記録プロセスのことです。この新しい3D環境センサは、小型筐体（幅80×奥行き77×高さ70㎜）でなおかつ軽量（520g）なため、スペースが限られた環境や、ロボットや移動体に組み込む用途にも適合します。測定技術は，解像度512×424画素の3D ToFイメージセンサで構成され、輝度と深度はカメラ内で計算、最大30Hzのフレームレートで出力されます。

Visionary-T Miniは、高速照明と高感度受光器により、優れた被写界深度と高いレベルの外乱光耐性を提供します。優れたダイナミックレンジにより、表面の明暗に関わらず高い検出信頼性を誇り、アクティブ照明で光量の少ない環境や距離が離れた場合にも安定した深度精度を維持できます。