「紙成型＝新たな風合い＋環境配慮」

上六印刷（うえろくいんさつ）は、長年に亘り高級パッケージ及びラベルの製造を手掛けている印刷会社。特に化粧品、医薬品、健康食品業界と共に成長を遂げ、高いノウハウを有する企業である。自社工場には多種多様な設備を保有。一貫生産でＭａｄｅ ｉｎ Ｊａｐａｎの価値向上の一端を担ってきた。

その上六が合弁会社ＭＯＬＤＥＡを新たに立上げ、紙成型品『シルキーモウルド』の国内生産を開始した。その名の通り、紙でありながら「絹のような手触り」を実現。また、「ゼロテーパー」と呼ぶ成型・仕上げ技術により外観においても「精工」な中に「美しさ」「優しさ」も兼備させることに成功。また、成型のみならず、印刷、箔押、型押、浮出などシルキーモウルド表面への加飾にも対応し、その付加価値を更に高めたいというニーズにも応える体制を取っている。

紙を原料としているため環境性能は高く、成型であるがゆえに紙製としては十分な強度も確保しており、樹脂成型品の代替えとしての期待も大きい。原料には主に再生紙の他、布繊維なども活用できる事を既に実証しており、新たな知見を着々と積み重ねつつある。今後の「紙成型」による日本のモノづくりの新たな展開に大きな期待が集まっている。

第３回 ライフスタイル Week【関西】

会期：９月28日(水) ～30日(金)
会場：インテックス大阪
ブース番号：６号館１Ｆ Ｋ32-35