高齢化が進む中シニア世代の活躍と、より良い職場環境作りの実現が期待されている。特に、復興途上の福島県内企業においては屋外作業者のリアルタイムな健康管理システムの活用の場が多いと考え、ウツエバルブサービスが健康モニタリングサービス「コアット」を開発した。

コアットは体に装着した生体センサーを利用し、管理サーバーにリアルタイムで生体データを送り、からだの状況や経時的なからだの変化を解析可能。ＡＩがバイタルデータを『データ管理サーバー』、『ＢＩ分析システム』へ送信。１台の管理用ＰＣで複数の装着者情報を同時に管理でき、安全衛生管理者の業務負担を軽減しつつ装着者の安全を確保する。受信したバイタルデータを可視化（グラフ化）し、管理画面に反映する。異常を感知すると、管理者と対象者に通知が行き、即座に連絡・対応することで労働者を守れる。また労働者が単独で事故にあった場合でも、ＧＰＳで位置情報を正確に割り出し、救急搬送の手配も遠隔で行える。

コアットで使用する主なバイタルデータは、心拍数・呼吸数・ストレス指・深部体温・外部温度・湿度・他。建設・運輸業や介護関係、スポーツ・レジャーへの展開を見込んでいる。