製造業もＩＴ化が進行しており、外観検査も従来の属人的な方法から自動化へのシフトが進んでいる。

ドイツのＭＶＴｅｃ社が提供する「ＭＶＴｅｃ Ｄｅｅｐ Ｌｅａｒｎｉｎｇ Ｔｏｏｌ」は、無料のディープラーニングの評価ツール。ディープラーニングを用いた外観検査の能力をユーザー自身で十分に評価できる環境を提供。ノーリスクでＡＩ外観検査システムを構築できる。操作が簡単、検出能力、汎用性も高い。このツールで評価を行ったＡＩモデルを取り込み、実際に検査できるようにするのがオービットの外観検査センサ「ＦＩＳ–２００ＤＬ」になる。

このＦＩＳ–２００ＤＬと高速ハンドリング技術を組み合わせた外観検査装置が「ガラミちゃん」である。裏面を〝ガラ〟ス越しに〝見〟ることから名付けられた。30㎜角までの小型の樹脂部品や金属部品などの検品が行える。良品を学習したＡＩモデルを用いて良品との違いを検出する汎用かつ簡単な検査手法を採用。ガラス円盤上で反転することなく表裏を撮像＆検査するため高速処理でき目視検査に比べ生産性４００％を達成した。ＡＩ外観検査に対し、高速ハンドリング技術を組み合わせたことで、人の能力を大きく超えるハイリターンな外観検査システムとなっている。

AI・人工知能EXPO【春】

会期：５月10日（水）～12日（金）
会場：東京ビッグサイト（南展示棟）
ブース番号：11–40