ＳＣＳＫは、サイバーセキュリティ専門事業会社「ＳＣＳＫセキュリティ」を設立した。日本企業のサイバーセキュリティ対策は、国内ＳＩｅｒが複数ベンダー商材を組み合わせて顧客に提供する「ベストオブブリード」型での対応が主流である。顧客システム環境に柔軟に適応できるメリットがあるが、進化を続けるサイバー攻撃に対し、ベンダーごとに異なる思想で設計された製品間の不十分な連携によるセキュリティホールの発生、機能重複による顧客セキュリティ投資が最適化されないなどの課題がある。

ＳＣＳＫセキュリティでは、長年ＳＣＳＫグループで培った「プロダクト事業」と「サービス事業」を組み合わせ、これらの課題解決を支援する。プロダクト事業では、ＳＣＳＫグループで長年の取引実績があり、サイバーセキュリティ技術に投資を続けてきた信頼のおける製品ベンダーのポートフォリオを「スイート」型で提供する。サービス事業では、国際ＣＴＦで優勝経験を持つホワイトハッカーの知見や累計４０００件以上の脆弱性診断実績を基に、顧客企業のセキュリティレベル向上を支援する。

事業成長と企業価値向上を支援するパートナーとして、サービスとプロダクトの両面から企業のセキュリティ投資の効果を高め、柔軟かつ堅牢なセキュリティソリューションを提供し続けていく。