株式会社タイガーチヨダ
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廃棄太陽光パネルのリサイクル・再資源化設備「PVリサイクルハンマー」
国内で70%以上のコンクリート製品メーカーを顧客にもつ、コンクリート製品製造設備メーカー最大手の株式会社タイガーチヨダは、近年、自社や関連会社の技術や知見を結集して、各種廃棄物のリサイクルや再資源化、水質浄化や脱臭などの関連設備の開発を進め、実績を積み重ねている。またタイガーグループ中央研究所の体制を強化し、顧客の依頼に応じて各種の実験を実施し、自社の知見だけでなく、顧客の知見も活かして、顧客の要望に沿った設備の開発を進めている。
太陽光パネルの大量廃棄時代が、すぐそこに!
廃棄太陽光パネルをリサイクル・再資源化するリサイクル装置
2050年カーボンニュートラル実現、という日本政府の宣言を受け、再生可能エネルギーの導入が増えてきている。中でも太陽光発電の普及は顕著だが、寿命が20年から30年と言われる太陽光パネルは2030年代後半から大量廃棄が始まり、2040年前後には最大年間約80万トンが排出されると予測されている。この大量廃棄時代の到来を前に、アルミ枠・ガラス・バックシートなどを分離回収してリサイクル・再資源化する装置として、コンパクトで簡単・安全にパネルを分解でき、シンプルでメンテナンスも容易な構造の『PVリサイクルハンマー』が今高い評価を受けている。
アルミ枠分離装置とガラス分離装置で構成され、アルミ枠分離装置はガラス分離装置と切り離して単体で車両積載・オンサイト(現地)稼働が可能で、パネル投入後、自動でアルミ枠を取り外すことも可能である。アルミ枠を曲げることなく取り外しが可能なため、大量のアルミ枠をまとめて運搬することもできる。
ガラス分離装置は1回の処理でほぼ完全に表面ガラスを剥離でき、その大部分がカレット状のガラスとして回収される。ガラス分離には、回転リサイクルハンマー打撃工法を採用しており、加熱したパネルをハンマーで打撃することによってガラスを破砕させている。
太陽光パネルの解体では分離した表面ガラスの処理が難しく、ガラスの多くは最終処分場に廃棄され、現在でも大きな課題である。これに最大年間50万トンともいわれる大量の太陽光パネルの表面ガラスが加わると、「最終処分場の受け入れ余力がなくなる」という大きな社会問題となる。
タイガーチヨダは、この大問題の解決策として、廃棄ガラスの骨材化を推進しており、既存の顧客であるコンクリートブロックメーカーを組織化して数々の実験や溶出試験をし、適切なガラス骨材の品質や使用法のガイドラインを作成し普及に努めている。難題のガラスの再資源化を「骨材化」で解決することで、『PVリサイクルハンマー』のユーザーにガラスの「出口」を提供し、廃棄太陽光パネルのリサイクル・再資源化に邁進している。
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基本情報
企業名 | 株式会社タイガーチヨダ |
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設立 | 1950年4月1日 |
代表者名 | 北原 剛正 |
資本金 | 8,000万円 |
従業員数 | 303名(2024年10月1日現在) |
連絡先 | 〒716-0061 岡山県高梁市落合町阿部2327 電話番号:0866-22-2927 FAX:0866-22-2844 |
ウェブサイト | https://www.tigerchiyoda.co.jp/ |
製品情報
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2024.11.22更新
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