プラント整備に不可欠な職人的技能の維持・向上と安定提供に努めてきたアラキ総産は、その技能をベースに新たなスタイルのプラント・エンジニアリング企業として活躍している。施工企画から施工管理と職人による実施工まで社内スタッフを中心にした体制で、化学工場プラントなどにおける中小工事を一括して担当している。

豊富な実績と信頼の技術力

1962年の創業以来、同社はプラント設備工事の中で最も技術を要する分野の一つであるガスタービン・スチームタービン・ポンプ・コンプレッサーなどの回転機械の職人集団として技術を蓄積してきた。1980年頃からはボイラーなどの静機械工事、2000年頃からは配管工事も本格的に手掛け「回転系非回転系を問わず高いレベルで対応できる」と高い評価を受けている。また、業容の拡大の中で、同社は積極的に若手の育成に努め、技能伝承という課題にも十分に対応してきている。2010年頃からは社内に施工企画、施工管理部門を立ち上げ、プラント内の中小工事を一括して施工する経験を積み上げてきた。中小工事に狙いを定めた新しいかたちのプラント・エンジニアリング企業と言える。