共英製鋼グループの一員として新たなスタート!

1718年創業の吉年は、2018年2月1日に共英製鋼グループの完全子会社化によって、 新生「吉年」として生まれ変わり、新たに事業をスタートさせている。大阪、河内長野に拠点を置く本社工場（敷地：55000㎡）は、3基の高周波誘導炉（15ton）を有し、球状黒鉛鋳鉄品・可鍛鋳鉄品の鋳物製品を中心に製造、全国各地の幅広い分野の顧客に鋳物製品を提供している。同社は多様な形状の鋳物製品を提供しているが、納入先メーカーには、建築、土木、建機、農機、鉄 道、電気、水道、ガスなど、多分野に渡り、各分野を代表する取引先が名を連ねる。常時4000種類以上の製品を製造しており、全ての部品が厳しい品質基準に基づいて製造されている。 特に小サイズの精密部品などの産業機材向け鋳物は、品質や寸法等に於いて高い水準の管理が求められており、各分野で長年の継続的な実績がある同社は、顧客の期待を裏切らない部品供給を続けている。

小型・中型・中子を使用する複雑な造型が得意

同社は、数センチの小型部品から製品重量40㎏程度までの中型部品を得意としており、特に中子を使用する複雑な形状品の連続造型品を多く手掛けている。 小物製品向けの縦型高速造型機は、中子が必要なアイテムで1枠11秒で造型が可能。大物製品用、水平型の高速造型機は、中子が必要なアイテムでも1枠30秒で造型が可能となっている。

従来の砂型では出来ない造型で複雑な形状も可能

ロストフォームラインでは発泡成型機を利用した製品模型からの製造ができ、従来の製法では成し得なかった複雑な形状の製品も一体鋳造での提案が可能である。