高品質の生産技術を駆使して価値ある製品を提供

大進精機は、ニッケル基合金、コバルト基合金をはじめとする難削材のステライト、ハステロイ、インコネル、チタン等の精密加工を得意とし、防衛省関連部品、船舶向け燃料噴射ノズルや、原子力発電所向けの切替弁やバルブをはじめとする最重要保安部品のほか、各種試作品にも取り組んでいる。
特に船舶用ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズルでは、コバルト合金製ノズルの先端に直径０・３㎜の噴射穴を斜めに数か所あけられる。この分野で日本の約８割のシェアを獲得している。

これを基にし、さらにより良い加工手順の考案、より便利な治工具の製作、より高い加工技術の追求など、高品質の生産技術を駆使して、新ＮＯＸ規制に適合した１／１０００㎜オーダーの精度が要求される船舶用燃料噴射ノズルの量産技術を確立している。
若い社員が多く、８割が技能検定合格者という技術集団であり、２０１６年度には兵庫県から「販路開拓」「製品開発・改良」および「人材育成・確保」に取り組む中小企業として「オンリーワンを目指す企業」に認定されている。