病院など医療の現場では超音波検査が極一般に使用されている。これは微弱な超音波エネルギーを用いているために人体にはほとんど影響を及ぼさないことによる。しかし超音波応用の可能性はこの様な検査分野に限られない。事実、極端な例として強力な超音波エネルギーをがん組織などに集中して照射することにより非観血的な焼灼治療が可能であり、そのような治療装置もすでに開発されている。それでは無害な微弱なエネルギーレベルから組織を焼灼するほど強力なレベルまでの中間の超音波エネルギーを20200731mu生体に照射したらどのような現象が起きるであろうか。近年、超音波による細胞活性やDNAの活性、不活性化、さらに薬剤の生体に対する活性化などに関係する可能性も明らかになりつつある。

まさにこの領域こそ、新しい医療の可能性を秘めた未開拓のフロンティアである。MU研究所はそのような研究開発を支援する超音波技術のコンサルティングや実験装置の試作、製作を行うユニークな会社である。