SBウォール工法は、建設現場で発生した土砂を活用して砂防えん堤（土石流対策を含む）を構築する画期的な工法。効率的な配合試験と施工時における品質管理をサポートすることにより信頼性の高い内部材の構築を図りながら、内部材を保護する外部保護材と複合させることで、砂防ソイルセメント工法における高い施工性、経済性のメリットを最大限に活かし、砂防施設に要求される品質面に対して柔軟に対応できる。内部材は、連続施工が可能で横目地が不要なほか、特別な建設機械の導入を必要とせず、施工が容易。また、上下流の外部保護材は、内部材施工時の型枠を兼用すること、外部保護材の構築が内側から作業する構造であることから、脱型枠、足場工の作業が省け、省人化施工と大幅なコスト削減・工期短縮が実現できる。