製品に合っためっき条件を間違えなく設定するために

弊社の量産めっき自動機は基本的に、小ロット、多種類に対応できるように、膜厚、めっき種類が違うものを加工ロット毎に条件を変え、連続してランダムに投入できるようになっています。しかし、このシステムを採用する以前は、自動機へ投入する毎に条件入力しなくてはならないため、作業者によっては入力ミスを度々発生させていました。
そこで、誰でもめっき条件設定を間違えることなく作業できるように、パソコンを使った「自動めっき条件設定システム」を平成１０年に自社開発し、現在では量産対応の全ての自動機に採用しています。

このシステムでは、バレルめっき自動機の場合、作業者は社内現品票に記載された品番バーコードをスキャンし、投入数量を入力するだけで、バレル種類、めっき種別、バレル回転数、めっき時間等めっき条件の全てを自動設定しています。

徹底した液管理
処理液、めっき液を日々変化の無いように維持するために

加工数に合わせた薬材の定期補給と、滴定分析、フレームレス原子吸光分析装置、ICP発光分光分析装置による分析管理を併用して、処理液、めっき液を常に安定した状態に保っています。