豊橋鍍金工業は、60年にわたり徹底的に管理された製造技術でめっき加工を行っている。
同社の大きな特長は自社開発しためっき自動条件設定コンピュータシステムによる自動化と、生産管理で何時、誰がやっても良質な加工が出来るよう日々努め、顧客からも安心して外注できるめっき工場として信頼を受けている事だ。
研究開発にも積極的に取り組み、平成21年、23年には経済産業局委託研究事業「戦略的基盤技術高度化支援事業」に2件の研究テーマが採択された。
その研究テーマの一つである「高周波リフロー錫めっき」はリフローに要する電力使用量が一般的な熱風リフローに比べ1/20という省エネ効果によるコストダウンと、リフローめっきのハンダ濡れ性の改善、安定したウィスカー抑制力で本年度より量産化が決定している。

今後も、「品質は工程の中で作りこむ」をモットーに更なる技術向上と技術開発を目指して行く。
さらに、ここ数年は、銀、銀合金めっきに特化した研究開発も行っており、銀系めっきであれば、硬度、多層化、耐食性等、殆どの機能の要望に応えられる準備を整えている。