野村製作所は、食品・医薬品関連企業を始め、粉粒体を取り扱う企業に自動開袋機を提供。袋から原料を自動的に取り出す開袋機は、袋を風船のように膨らませたあと、刃が直線移動し鋭い切れ味で袋を一気に切断するため切り屑がほとんど出ず、異物混入を防ぐ。袋内に高圧エアーを送り込むエアーブロー方式を採用し、原材料のロスを大幅に削減。袋の供給から、開袋、払い出し、空袋の回収まで自動化により大幅な省力化も実現。箱型構造でメンテナンスも容易。

また横中ぐりフライス盤は、心臓部とも言われる主軸がミクロンレベル０・００１㎜単位の加工精度で製作。素材から超仕上げまで30数工程、及び厳しい品質管理を経て仕上げており、長年の使用においても摩耗は皆無。匠の技が活かされるキサゲ加工で仕上げることにより、機械加工では得られない高精度・高性能・長期維持が実現。

同社は大正2年に創設され、100年以上の長きにわたり、大型工作機械を中心に多様性に富んだ専用機の設計製作を手掛けている。