流通分野において、本格的なデジタルトランスフォーメーション（DX）化の波が押し寄せようとしています。
IoT、AIの革新的進歩と、恒常的な人出不足、働き方改革の潮流が相まって無人店舗、需要予測システム、様々な020ソリューション施策…
リテールテックの加速度的な導入と普遍化が、この10年で急速に進んでいきます。
これまでも、店頭はお客様と商品の出会いの場として、機能してきました。
これからはそれに加えて、急速にメディア化が進んできます。
どのカテゴリーかを問わず、商品を選びやすく、買いやすくする陳列と演出の技術だけでなく、その商品の購入を通じて、お客様のライフタイムバリュー（LTV）をどう最大化させるか、が問われてきています。

私たちインストアマーケティングは、母体である株式会社あらたで培った、卸商社としてのマーチャンダイジング機能に基づき「定期・定人・定店」をモットーに、活動を継続してきました。
これからは、そのネットワーク力に加え、リテールテックの普及と、LTV最大化に伴って必要とされるソリューションの提案、マンパワーの提供を、今までの定期ラウンドだけでなく、垂直立上、新店改装援助、営業代行等、様々なバリエーションを伴う活動形態によって、行っていきます。

どのように小売流通を取り巻くテクノロジーとソリューションが進化し、生産性が飛躍的に向上しても商品補充、売場演出、クリンネス等、人の力に頼る業務は最後まで残ります。
小売業、メーカーともに、このマンパワージョブを、自社人員による内製化から、アウトソーシングによる分業体制へと切り替えていくのが今後の流れだと考えています。
私たちは、長年資本・業務提携関係にある、株式会社電通リテールマーケティングと歩調を合わせ、両社のアセットを融合、再構築し、顧客・購買分析に基づく仮説づくり→実作業→検証のPDCAサイクルを回しながら、DX化、メディア化によって今後益々進化していく「店頭」のフロントランナーとして新たなBPOビジネスの創出を目指してまいります。