金子産業はバルブを供給し続けて約１００年。現在は水素関連の安全デバイスを始め電磁弁、液面計、通気装置など、石油化学・原子力業界向けバルブ関連商品の開発生産で一目置かれる存在となっている。

信頼性の高いセーフティーデバイス

同社の主要製品である防爆電磁弁は、国際規格ＩＥＣ６１５０８に準拠した製品を提供し、国内外の防爆認定も数多く取得しているので、ＥＵやアジア諸国の広い地域で使用が可能。同社の製品は、様々な防爆構造を有し、危険区域「ＺＯＮＥ１（ガス）」「ＺＯＮＥ21（粉塵）」それぞれの環境に対応しており、水素、アセチレンガスを含む全てのガス雰囲気で使用でき、発電所や化学プラント・医療分野まで対応している。また、フレームアレスタという万一の火災時に延焼を止めるセーフティーデバイスの開発にも注力しており、国際規格ＥＮ／ＩＳＯ１６８５２に基づいた専用試験場での実証試験も行っている。用途に合わせてインライン、エンドオブライン等の種類があり、水素火災にも対応。同社のバルブはプラントの品質・安全を守り抜く上で欠かせない製品なのだ。