ジャバラは、鉄道車両、空港、港湾、高速道路、工作機械、工場など、変位のあるところであれば、あまねく使われており、ゴムやプラスチック、繊維、金属など最先端の材料情報を積極的に収集し、コーティング、接着、加工・組立など多彩な技術を追及している。静粛性や水密・気密・耐薬品・耐熱、通行者の安心・安全・快適性の確保、ライフラインや機構部の保護、流体物の飛散防止など、それぞれに極めて重要な任務を担っている。ジャバラの免震ダクトを用いて、免震構造の建築物の地震時に発生する〝地盤側の大きな揺れ〟と〝建物側の小さな揺れ〟の差を吸収する。発電機･空調機器の配管に使用する事で、震災直後でも病院･学校･官庁関係等の機能を損なわず、将来にわたりインフラを守り続ける。

特長は、ゴムホース等の成形品や金属ベローズに比べて、少ない取付長さで大きな伸縮が可能。形状は丸型・四角型・使用方向は垂直・水平など各々の現場に合わせた設計が可能で、複雑に入り組んだ給排水管やインテリジェントビルの電気・通信ケーブル配管まで、様々な設備条件に対応している。水平使用については天井部からの吊り構造ではなくガイドバー構造にしているため、保持金具等のアンカー工事は不要となり施工の効率化も実現。また持ち前の柔軟性により、伸縮時の反力に対する固定架台等の強度対策は不要になる。
　耐熱温度は常温から最高５００℃、空調用から排ガス用まで幅広い用途に対応可能である。ゴム以外にも、アラミド・ガラス繊維･フッソ樹脂など、多種多様な材料を取り揃えており、仕様・条件を加味した上で最適な素材を選定・提案する。