フナテックが製造販売しているタンク用紫外線殺菌装置が堅調に売上を伸ばしている。
工場等では従来、配管途中に流水式紫外線殺菌装置を設置し、純水・井水・工水等の流体を殺菌していたが、その前後のタンク例えば純水タンク等に浸水式紫外線殺菌装置を設置し、２次汚染防止に努めている工場は多くはなかった。

しかし、最近では流水式殺菌装置と貯水タンクに取付ける浸水式紫外線殺菌装置をセットで使用する工場が増えている。タンクでは、水位により空気の出入りがあり、液面が下がり吸気した際に、空気中の浮遊菌をタンクに引き込んでしまい、殺菌水が入ってきた時に浮遊菌により２次汚染されるケースがあった。浸水式紫外線殺菌装置をタンクに取付ける事によりこの対策が可能で、内部空気相壁面で発生するバイオフィルムの防止対策にもなる。
同社の浸水式紫外線殺菌装置は、水位が下がり装置が空気相にむき出しになってもランプを消灯する必要がない事が特長で、空のタンクの中でも点灯可能であることから、タンク内面の表面殺菌としても有効である。