アイソテックは1975年の会社設立と共に、米国SCI-MED社と技術提携し、水平層流オープンエンド型無菌病室システムの営業展開をスタート。その4年後大阪内病院へ無菌病室６床を納入し、これをシンボルとして宣伝し業界一位の地位を確立した。水平層流型無菌病室ユニットは1990年～2000年の10年間で約330床の実績を上げており、2001年からは省スペース、アメニティ向上を考慮した垂直層流型無菌病室ユニットを開発し、現在までに約350床となっている。その他として1998年からはクリーンルーム用（手術室、ICU等）ダウンフローユニットの開発販売を開始し、全国の医療施設からの評価も高い。

更なる居住性空間の向上

患者様が長期治療の為に入院滞在する空間環境として更にアメニティ等の改善に努めている。垂直層流型無菌病室ユニットの場合、新鮮空気（クラス100）を天井面（ベッド上）より層流吹出し足元側より吸込むエアフローを構築しているが、壁吸込み立ち下げダクトの厚みを従来の約半分（150㎜）とし、居住空間の拡張を実現している。また、通常運転時の騒音を39dB（NC‐34）まで低減し居住性を高めており、さらにコンパクトなモジュール型の為、新築工事はもちろん一般病室から無菌病室への改修工事にも適している。