量産か小ロット多品種のいずれかに特化している企業も多いが、遠藤製作所は工場ごとに役割を分担して、微精細加工分野で量産から小ロット多品種製作に対応。各工場の個性を活かした三位一体の複合力で、モノづくり力を強化している。

量産体制を支える本社工場

リニアガイドハウジングを中心に量産体制を確立し、主な設備はNHX4000、α-T2IiFaなどマシニングセンタを配置。NC平面研削盤、帯鋸盤、遠心バル研磨機、検査機器など多数の設備を整え、安定生産の体制を実現している。

多品種小ロットに応える第二工場

YASUDAのYBM640をはじめ高性能な機器、検査機器を揃え、少量でも高い技術が求められる製品や研究機関からの試作の依頼、企業の新商品開発のための部品生産のリクエストに対応。CAD/CAMによって、複雑なリクエスト、短納期にも応えられる体制も整えている。

コスト、市場拡販を目指すベトナム工場

高精度量産加工・小ロット対応を日本レベルのサービスで提供。海外調達で大幅なコストダウンと安心の品質を実現し、製造拠点の多角化により、各工場が特性を活かし、共に活性化していく。