業界が注目する“SDF工法”は、従来のPIP（パイプ・イン・パイプ）工法では施工できなかった曲がり管を含む中小口径の水道管にしなやかで強靭なステンレス管を引き込むことができる工法。埋設された水道管をすべて掘り出す必要がないため、交通量の多い交差点や鉄道の軌道下、他のライフラインが近接している場所など、開削が困難な場所に布設されている既設管の更新にも有効。曲げや振動に強いフレキシブルチューブ構造により耐震性に優れ、材質がステンレス鋼のため、耐食性、耐久性に優れ、衛生的で赤水の心配がない。また、50mを超える長尺管の製作が可能なため、施工時間を短縮できる。

SDF工法のメリット

■ 土木工事が少なくなり施工時に発生するCO2を大幅に削減。
■ 既設管の埋設角度(最大90度)を選ばず引き込み可能。
■ チューブはＳＵＳ３１６Ｌを使用。長期耐食性、耐久性に優れている。
■ 長尺管の製作が可能であるため、施工時間の短縮が図れる。