CTCエスピーは、サーバラック用免震装置の新製品「OCTO-BASE」の提供を開始した。従来品の「ISO-Base」と比較して可動範囲は1.7倍の350㎜、搭載耐荷重は3倍以上の約4000kgという性能を実現している。

滑らかに動いて「地震の力」を逃す

同装置は、サーバラックの下に設置し、激しい揺れを緩やかな揺れに変換することで地震の衝撃を吸収し、ラック内のIT機器への衝撃の伝達を最小限に抑える。従来品よりボールベアリングの可動域を広げた事で、最大地震加速度1500ガルを300ガル以内に低減され、長周期地震に対する免震効果も高くなる。大きな揺れが予想される軟弱な地盤や高層階に設置されているIT機器の地震対策として有効。また、OCTO-BASEの免震エンジンに使用されている特殊防振塗膜を従来品の「ISO-Base」に適応した機能アップモデルも提供開始。

いつ起こるか分からない地震から、企業にとって重要なIT資産を安全に守る地震対策を支援していく。