自然環境と調和するのり面の保護・補強・緑化に向けて

フリーフレーム工法は昭和50年の発明以来、画期的なのり面保護工法として幅広く適用され、 各地の震災や大雨などによる災害にも耐え抜いてきた。
フリーフレーム工法は、地山に合わせて自在に変形できる金網型枠を用い、モルタル吹付けによってのり枠を構築し、切土のり面・自然斜面などに連続した枠を作る工法で、斜面の安定を図ると共に緑化工などを施工することによって、自然環境との調和を大切にした工法である。型枠は変型自由でリサイクルしやすい軽量なメッキ素材。耐久性も高く施工性にも優れており、地山状況に応じて枠断面やスパンを自由に選択可能。型枠は埋め殺しのため、解体作業が不要で作業能率アップに繋がる。また、地山に直接モルタルやコンクリートを吹付けするため、地山と枠が一体となり、十分な強度が得られ、洗掘作用を受けにくく、全ての梁が連結しているため、地山の崩落に対しての抵抗力が増大する。