高松帝酸は、２０００年からフッ素ガス処理事業を開始。開発・研究～処理受託、生産装置販売の全てを手掛け、様々な分野で製品化している世界でも数少ない会社である。

フッ素ガスでしか得られない特異効果

フッ素ガス処理は、基材にフッ素ガスを接触させることで、様々な特性を付与する改質技術であり、ゴムに本技術を適用すると、粘着除去、高潤滑性、グリスレス化（組立自動化）、固着防止等の機能を付与する。一般的なゴムだけではなく、シリコーンゴムやフッ素ゴム（ＦＫＭ）等の特殊なゴムにも適用が可能である。気相処理のため、処理形状を問わず、素材表面を化学的に改質しているため、コーティングなどと違い剥がれ、コンタミ等がなく、長期的に特性が持続する。また、ゴム以外にもＣＦＰＲの密着性向上に優れ、特にめっき密着性が向上することを確認している。
その他、溶媒バリア性の高い容器や、微細流路やフィルムの親水化等、独創的な表面処理製品を多く市場に提案している。