山形熱供給は、石油・ガス・電力の三種の熱源を一ヶ所のプラントから複数の建物に配管を通し、冷水や蒸気を送り冷房・暖房等を行う「石油コージェネレーションシステム」を組み込んだ熱供給システムによる地域熱供給事業を手掛けている。
現在、山形市内では生活・文化・情報機能を備えた新しい都市拠点が整備されている。この豊かな自然と魅力ある都市機能の融和を図ったプロジェクトに対し、同社の熱供給システムで省エネルギーを図りつつ地球環境に配慮した電気と熱のエネルギーを安定的に製造・供給している。

大規模募集中型発電に比べCO2の発生を抑制し、熱源設備を一括管理することで、ビル内の熱源設備が不要となり余ったスペースの有効活用と、災害発生時における二次災害を防ぎ、防災機能の高い街づくりが可能。また、耐震ビル地下タンクに1週間分の石油を在庫している燃料自己保有システムを保持しており、ライフラインが止まることなく、防災拠点として自立可能。