ＳＱＳ工法は超速硬化ポリウレタン・ポリウレア樹脂吹付塗膜材料をコンクリート構造物等の表面に塗布することにより、水分、塩分、炭酸ガス等のコンクリート劣化因子を遮断する表面被覆材。優れた伸び率と強度により下地の亀裂に対して追随性の高い材料なので、現在までに道路・鉄道・その他重要構築物の地上、地下における表面被覆工法として幅広く認知され、国内外で普及している。

均一化かつ高品質な防水塗膜物性を実現

ＳＱＳ防水材は、２液型で超速に硬化するポリウレタン・ポリウレア系材料を特殊吹付機械システムにより吹付施工すると塗布後、ダレ落ちることなくシームレスに数十秒で成膜する。外気温などの作業環境に左右されることなく、均一で高品質な塗膜物性を実現し、平面以外の立面、天井面や曲面部位も施工可能。大幅な工事の合理化と工期の短縮ができ、自動監視システム搭載の吹付マシンは一定量材料分が供給され、異常が発生した場合は強制的に停止される。水密性試験によれば、通常の条件下で水深１００ｍ相当、砕石転圧後の条件下で水深50ｍ相当の耐水圧性能を持ち、十分な強度、伸び、接着性、亀裂抵抗性を有している。また十分な耐候性、耐薬品性、耐熱性、耐低温性および耐海水性が認められており、有害物質の溶出がなく安全性も高い。同工法は、土木研究センターの建設技術審査証明や沿岸技術センターの評価証を取得している。