北川精機は、メインであるプリント基板用プレス機の技術を、軽量化素材として注目される炭素繊維強化熱可塑性樹脂（ＣＦＲＰ）に展開。今回新たに開発した一方向連続繊維（ＵＤテープ）素材の自動積層装置と組み合わせることで、品質やサイズ・生産性に加え、高い構成自由度を併せ持ったＣＦＲＰ積層板成形ラインの構築を可能とした。

自動積層装置は【切断接合部】と【積層部】の２台の装置で構成され、切断接合部では、ＵＤテープから任意角度の繊維配向を持つ「任意角配向シート」（□８００〜１２００㎜）を作製。積層部では、切断接合部で作製した任意角配向シートを任意の構成で積層する。

同装置は、デモ機として工場内に設置してデモ運転を実施している。ＣＦＲＰ積層板の成形や積層工程に興味のある方は、問い合わせをしてみてはいかがだろうか。