ワクチンの安心安全な移送・保管に貢献する製品・サービスを提供

ワクチンの移送や保管には、ワクチンの種類に応じて適切な温度管理が必要。環境試験機の大手メーカーであるエスペックは、環境試験器で培った精密な温度制御技術を駆使し、小口移送に適した「定温輸送保冷庫」を発売している。2～8℃、−20℃の移送・保管に対応。低温維持が必要なワクチンや凍結を嫌うバイオ医薬品まで、一台で輸送が可能。また温度ロガーを取り付けることによりGDPで求められる温度の厳格な測定・記録・管理で安定輸送を実現している。振動に強く、ポータブル・省電力のため会場から会場への小口移送・保管に適している。

6月には、−75℃の小口保管に適した「超低温保冷庫」を発売。移動が容易な床置型と、作業がしやすい卓上型の2機種を用意。GDP等のガイドラインに対応した温度ロガーを標準装備するとともに、温度逸脱アラーム機能や扉の施錠など安全機能を備えている。その他、装置レンタルや温度ロガーの校正、保冷庫のバリデーションなど製品・サービスの拡充を図っている。