イムラ・ジャパンは、半導体化学や触媒化学といった基礎科学をベースに、エネルギー・環境分野およびセンシング分野の研究・開発を行っている。エネルギー・環境分野では、主にペロブスカイト型太陽電池や固体酸化物型燃料電池、ＣＯ２削減技術などの研究を、またセンシング分野では、主に新たな原理のセンサーの研究に取り組んでいる。

との共同で、太陽電池の原理を用いて電気的に信号を検出する表面プラズモンセンサーを開発した。この革新的なセンサーは、光を閉じ込める機能を持つ薄膜太陽電池と組み合わせることにより、閉じ込めた光とプラズモンとの相互作用を電気的検出に用いており、高感度な検出とシステムのコンパクト化を同時に可能にした。抗原・抗体反応と組み合わせれば、タンパク質を電気的に高精度に検出することができ、抗原・抗体検査のどちらにも対応可能である。

将来的には、ウェアラブルセンサーや高精度な磁気センサーなどへの展開も期待できる。