建設現場では機械化やロボット化が進展しつつも、作業環境や工種の特殊性から多様な面で人力作業に負う場面が引き続き残る。重筋作業や同じ姿勢を続ける事による腰への負担を軽減するアシストスーツに注目が集まっている。

イノフィス（東京都八王子市）は、マッスルシリーズで培ったアシスト技術をもとにサポート力と快適性を追求し、衣服のような付け心地を実現したＳｏｆｔ–Ｐｏｗｅｒ（ソフトパワー）と、シリーズ最強の補助力27kgfで、腰への負担をパワフルにサポートするＥｘｏ–Ｐｏｗｅｒ（エクソパワー）を販売。マッスルスーツは身体に装着することで、空気圧式の人工筋肉が「腰」をアシスト。約10秒で装着可能で、電力不要のため、屋外や水濡れにも使用可能。

Ｓｏｆｔ–Ｐｏｗｅｒは、人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラスの補助力を実現。本体重量は４３０ｇと軽量で、身体への接触面積が小さいため暑さを感じにくい。そのため、狭い作業スペース、夏場の作業、動きの多い作業に適している。

Ｅｘｏ–Ｐｏｗｅｒは、マッスルスーツ最大の特長である空気圧式人工筋肉を、細くしながらも補助力をアップ。従来よりもスリムでありながら、重量物の持ち上げや中腰姿勢での長時間作業などでの腰の負担を軽減し、人工筋肉×バネの力でより歩きやすくなった。