従来品に比べコンパクト化に成功!
現地工事最小による工期短縮!

サーマルプラントが手掛けるＤｅｏｐｏ（デオポ）は、従来の蓄熱燃焼式脱臭装置（ＲＴＯ）の３塔式と回転式の優れている要素を併せ持ち、ワンユニットにパッケージ化した装置。蓄熱燃焼式では、セラミック製の蓄熱体を熱交換器として利用することで、耐久性、脱臭効率、省エネルギーを同時に高めることができる。揮発性有機化合物であれば、98％以上の高い処理性能と、温度効率は95％以上。

燃焼式の脱臭装置は大規模なものが多く、設置に際してある程度の大きさが必要となる場合がほとんどだが、Ｄｅｏｐｏは工場で既に組み立てが完了したユニットを納品するパッケージとなっているため、非常にコンパクトな寸法となっている。更に大風量対応として、パッケージ化した装置をブロック分けし輸送することで、据付時は各ブロックをボルト接続とし、溶接作業が無い装置を開発した。設置も現地の荷降ろしと据付作業（配管、ダクト、電気配線の接続）のみとなり、工期は３日ほどで完了。Ｄｅｏｐｏシリーズは小型タイプから現地組み立て式のタワータイプまで取り揃えており、小風量から１，０００Nm3/minを超える風量まで対応が可能。

この他、複数のユニットを組み合わせることで、緊急トラブルや保守点検、工場の生産状況に応じてそれぞれのユニットの運転を止めることもできるため、無駄なく運用することができる。

コンパクトで無駄のない燃焼式の脱臭装置を探している、という方には、検討したい脱臭装置の一つと言えるだろう。