名古屋化学工業所は、工業用塗料メーカーとして事業をスタート。油性塗料はじめ、各種合成樹脂塗料を開発して、自動車・電気機器・機械関連の市場を開拓した。その後、塗装部門を創設し、独自の開発による《塗装ロボットの導入で》、省力化を実現し品質の均一化・高度化安定化を図ってきた。

現在は合成樹脂塗料をはじめ耐熱塗料（ポリイミド樹脂）、 錆止ペイント・金属の表面処理／焼付塗装など幅広く事業を展開。 特にポリイミド樹脂の組成カスタムと加工を中心とした用途開発に力を入れており、異なる化学構造と製造プロセスによってさまざまな特定の用途や特性を持つため、電気・電子部品、自動車部品、ＯＡ機器部品、半導体分野、航空宇宙関連など幅広い分野で利用されている。

ポリイミド樹脂は、高い耐熱性能、大きな温度の変化でも安定した電気特性、数百度にも及ぶ耐熱温度、高い熱伝導率、優れた難燃性を有しており、広範な産業用途で使用される高性能な樹脂となっている。ポリイミド樹脂の製造設備に関しても、75Ｌから３０００Ｌまで幅広いスケールで対応でき、専門で対応できるスタッフも充実。これまで以上に開発スピードを加速し、技術を通じた社会貢献を行っていく。