日本ジッパーチュービングは、１９７２年の創業以来、〈創る・提案する喜び〉を企業ビジョンに掲げ、配線結束保護、電磁波対策、熱害対策など、ものづくり現場の多様な課題に応える技術ソリューションを展開してきた。

配線や装置まわりの〝ちょっとした困りごと〟を起点とした開発スタイルに加え、顧客との共創を重視した柔軟な開発体制も同社の強み。特注対応や小ロット生産にも応じる体制を整えており、半導体、自動車、食品、医療、研究開発など多岐にわたる業種で採用実績を重ねている。

特許取得の「防虫テープ」

長期持続の忌避効果で工場・店舗の衛生管理に貢献
今後、需要が高まる製品として注目されているのが、特許第６７０７４９５号を取得した「防虫テープ」だ。特殊アクリルフォームに防虫成分と多孔質体を一体化させた構造により、防虫成分がテープ表面に徐々にブリード（にじみ出る）し、高い忌避効果を長期間持続させることに成功。アリやクモ、ダンゴムシなどの不快害虫の侵入を防ぎ、食品工場や店舗、屋外設備などさまざまな場所での使用が想定されている。

施工も簡単で、シャッター、ドア、窓の周辺など、様々な場所に貼付け可能。メンテナンスの手間も少なく、衛生管理や作業環境の改善に貢献する製品だ。

アルミフレーム対応 「AL-Easy®」

配線環境の美観と効率を両立
もう一つの注目製品が、配線結束保護チューブ「ＡＬ–Ｅａｓｙ®」。設備ユニットやクリーンブースなどで多用されるアルミフレームに簡単装着でき、乱雑になりがちなケーブル類をスマートにまとめることができる。

工具不要でワンタッチ装着が可能。繰り返し脱着にも対応しており、配線の組み換えやレイアウト変更時も手間がかからない。ハサミでの長さ調整、穴あけ加工も容易で、設置現場ごとの多様なニーズに応える柔軟性を備えている。