バイオマスエナジー株式会社は、独自開発の「定置外熱式高カロリーガス化法」技術に基づき種々雑多なバイオマスのガス化及び発電プラント製造を事業の中核とし、食品工場、僻地や離島でのエネルギー地産地消への貢献を目指している。

小型バイオマスガス化設備 「BME-100(kW)」

同社の「BME-100」はガス生成時の温度が900℃以上、かつ無酸素状態でバイオマスと水蒸気を反応させガス化（水蒸気改質反応）することにより、熱分解ガス化法に比べてタールの発生量を10分の1～20分の１に抑えることに成功。生成されたガスはH₂OからH₂、COを分離生成するため、投入したバイオマスが有する熱量よりも大きい熱量を有し、冷ガス効率は約７０％（※）と高効率だ。

2016年3月、シンガポール子会社Asia Biomass Pte. Ltd.工場内に「BME-100」を建設し運用している。同子会社を通じて、食品工場残渣や東南アジア地域に生育する様々なバイオマス資源を活用しエネルギー問題と環境問題解決に挑戦していく。