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有限会社石田電解研磨工業所

電解研磨のイメージ画像

最終更新日:2016.01.08

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電解研磨

電解研磨は電解槽に電解液を満たし、研磨する金属に直流電流を流して、その表面を溶解させる研磨です。この技術を利用して、ステンレスを研磨すれば、クリーンで、かつ光輝面を得ることが出来ます。また、クロム濃度が高まることによって錆び難くもなります。
こうした加工特性から、現在では光沢が求められる建材や高い清浄性が求められる医薬品や食品などの製造関連、さらには半導体や液晶の製造関連など、先端分野での採用も進んでいます。

電解研磨の特徴

■ ステンレスの表面の凹凸を平滑化して光沢が得られ、なお耐蝕性に優れている。
■ 表面が滑らかで不純物がつきにくい。
■ バフ研磨で見えないキズ、ピンホールなど見えてくる。
■ 十分な電解研磨によって酸化被膜を形成する。
■ 十分な電解研磨によって表面に濃縮されたクロムが残る。
■ 電解研磨によって不動態被膜ができ錆びにくい。

微粉末の難付着性

粉末容器や錠剤成形機などで電解研磨した表面には粉末が残りにくい現象はよく見られる事ですが、表面粗さを計ってみると必ずしも電解研磨面の方が良いとは限りません。見た目にはバフによる準鏡面研磨(Ra=0.07μm程度)であっても、Ra=0.2μmの電解研磨面の方が残留する粉末は少ない。
他の不動態化方法と違い、電解研磨の不動態被膜は被膜の厚さが律則となって形成され、Crが60%程度に濃縮されて、且つ完全に酸化しているので非常に緻密であり、金属原子の結合手が無いので科学的に他の物質が結合しにくい。

電解研磨の除染作用

現代のニュースで問題視されている原子力発電に関して原子力発電の設備などにも電解研磨の除染作用は有効です。
もし原子力発電所で事故が起きた場合配管などの原子力の関連設備などの大量の放射性物質の廃棄は埋め立て処理になります。その場合広大な土地が必要になり用地を確保することが極めて困難になります。
原子力関連設備のタンクや配管などの放射脳性廃棄物の表面上を電解研磨で除去し、水洗中和をしますとスクラップとして再利用することも可能で、放射性物質は電解研磨液側に濃縮されますので中和してガラス固化等の方法で処理することができます。

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基本情報

企業名 有限会社石田電解研磨工業所
設立 昭和12年
代表者名 石田 龍司
資本金 500万円
連絡先 〒334-0074
埼玉県川口市江戸1丁目6番34号
電話番号:048-284-9780
FAX:048-284-4958
ウェブサイト https://www.ishidadenkai.com/

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