遠藤製作所の基盤となるのは、山形市立谷川にある本社工場および第二工場です。
本社工場では、量産に特化し、常に安定した生産、安定した品質のものづくりを徹底しています。
隣接するブロックにある第二工場の役割としては、多品種・少ロットといった高付加価値のものづくりに、スピード感を持って対応しております。
さらに、山形の工場をバックアップする拠点、未来につながる拠点としてベトナム工場を配置します。
この3つが互いに補完し合い、新たな個性を発揮することで、遠藤製作所の理想のものづくりへと近づくことができます。

量産体制を支える本社工場ライン

リニアガイドハウジングを中心に、量産体制を確立しています。主な設備としては、MILLAC-44H Ⅱ、α-T2liFaなどマシニングセンタを配置。NC平面研削盤、帯鋸盤、遠心バル研磨機、検査機器など多数の設備を整え、安全、安心、安定生産の体制を実現しています。

多品種・小ロット・試作加工・開発・組立に応える第二工場

第二工場では、数は少ないけれども高い技術が求められる製品や研究機関からの試作の依頼、企業の新商品開発のための部品づくりといった注文が数多くよせられます。こうしたリクエストに応えられるように、設備としてもYASUDAのYBM640をはじめ高性能な機器、検査機器を揃えています。CAD/CAMによって、複雑なリクエスト、短納期にも応えられるような体制も整えています。

コスト面、市場拡販を目指すベトナム工場

海外で調達を検討されているお客様に安心の品質と低コストを実現致します。日本の本社窓口での対応も可能となっており、現地には日本人責任者が常駐しております。ベトナム工場は、ワーカースタッフ30名、技術スタッフ10名、品質管理6名で構成されており、山形工場のコスト面や生産面でのサポートを目的としています。生産量の増加によりスタッフの増員などもありますが、遠藤製作所としてはすべてを海外移管と考えるのではなく、それぞれの工場が特性を活かし、共に活性化することを目指します。