株式会社サンリツ
最終更新日:2016.12.25
ファイバーレーザー溶接
ファイバーレーザーは、増幅媒質に光ファイバーを利用した固体レーザーの一種になります。
光ファイバーは石英ガラスやプラスチックなど透明な誘電体でできた繊維で、全反射により光を閉じ込めて伝送するものです。光ファイバーは光通信技術にも利用されており、この光ファイバーは修理が困難な海底や地中などに設置されているため、過酷な条件にも耐えうる高い信頼性が備わっています。
ファイバーレーザーはこの細い光ファイバーの中を通っていくためパワー密度が高くまた、ファイバー内に光を閉じ込めているためエネルギー変換効率が高いため、最先端の溶接技術として、近年注目されています。
従来の工法であるTIG溶接はエネルギー密度が低く、母材を瞬間に溶融することができません。
このため、溶け込みが横方向に広がります。
溶け込みを深くするためには長い時間、熱を加える必要があり、余分な熱が横方向に伝わり母材の熱影響(歪み・硬度変化)が大きくなります。
レーザー溶接はエネルギー密度が高く、母材を瞬時に溶融します。
熱が拡散しないので溶け込みが縦方向に深くなり、その結果、熱影響が少なくなり強固な溶接が可能になります。
他のレーザー溶接との比較
■ CO2レーザー溶接
従来のCO2三次元レーザー加工機では、発振器内で励起されたレーザー光を出力ミラーから取り出し、複数の反射ミラーで加工ヘッドまで伝送しているため、エネルギー変換効率は約10%になり、レーザー溶接をするにはかなり大きな発振器の出力が必要になる。
■ ファイバーレーザー溶接
ファイバーレーザーは励起媒体に広い面積のディスク型結晶を用いているため、エネルギー変換効率も30%と高いたく、CO2レーザーに比べ波長が小さいため反射光に強く銅やアルミのビーム吸収率も高くなるため加工が可能になった。
製品情報一覧
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2016.12.25更新
基本情報
企業名 | 株式会社サンリツ |
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設立 | 1959年1月 |
代表者名 | 井本 龍宏 |
資本金 | 2,000万円 |
従業員数 | 35名 |
連絡先 | 〒448-0022 愛知県刈谷市一色町3丁目7番地11 電話番号:0566-21-2143 FAX:0566-23-6308 |
ウェブサイト | https://fiberlasersrt.com/ |
ニュース
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2017.01.31更新
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