労働人口の減少、人件費の上昇等、国内製造業を取巻く課題への有効な解決策が、ロボットの活用です。生産ラインにおけるロボットの活用事例をお届けいたします。

鋳物加工・仕上げライン

3次元ビジョンセンサを使用してワークを取出し、走行式ロボットで加工機間ハンドリングを行い、完成品を力センサを使用して検査します。作業効率を上げるために、安全棚を廃止し、セーフティレーザースキャナを採用しています。10年間、「鋳物加工・仕上げライン」を使用すれば、導入コストを差し引いても205,000千円の人件費のコストダウン出来ます。

重量ワーク移載設備

コンベアから搬送されてくるワーク（2種類）を各々ロボットにてクランプ移動し、加工後1つの製品にしてパレットへ並べる設備です。1350Kg可搬のロボットを使用し、1200℃のワークを移載します。本装置はサイクルタイムは20個/時間です。

モーターユニット組立設備

ライン左側から搬送されてくるベースパレットに、ロボットにて数種類の部品を供給し、自動組立を行う設備です。本装置の特長は寸歩違いのワークを1ハンドで移動していることとビジュアルトラッキングにてワークの姿勢を判断していることです。サイクルタイムは6個/minです。