細胞治療の開発には、さまざまな課題が存在します。
例えば、細胞の安定性や効果的な投与方法、適切な品質管理などがあります。
当社子会社 Innovacell GmbH （オーストリア）はこれらの課題に取り組むための設備プラットフォームを社内に備えています。

最高水準の細胞生産

当社子会社 Innovacell GmbHは、長年にわたり最高水準の国際品質規格を遵守し、細胞製品の製造に取り組んできました。
品質と安全性の維持は非常に重要であり、私たちは常に製品の品質管理に最大限の注意を払っています。そのために、商業ベースの生産能力を備えた製造システムを自社で保有しています。

また、多様な細胞の製造プロセスの確立は、医療や生命科学において非常に重要な課題です。
当社子会社 Innovacell GmbH がこれまでに製造を手掛けた細胞は、骨格筋細胞、結合組織細胞、樹状突起細胞、毛嚢細胞など多岐にわたります。

先端医療医薬品(ATMP)の治験

当社子会社 Innovacell GmbH は、長年にわたり、GCP（Good Clinical Practice：国際的な臨床試験の実施基準）に基づく多国籍多施設の治験（フェーズI、II、III）を実施してきました。また、国境を越えた生検や細胞輸送の検証済みプロセスも確立しています。さらに、EMA（欧州医薬品庁）、FDA（米国食品医薬品局）、PMDA（独立行政法人医薬品医療機器総合機構）などの各国規制当局との間の相談・申請実績を有しています。