コスモシステム株式会社

最終更新日:2025.07.31
赤外線により非接触の光加熱を行うプラスチック溶着の新技術
高い溶着強度で気密溶着もOK赤外線溶着は非接触で熱可塑性樹脂を加熱し、高い溶着強度と気密性を得られるプラスチック溶着技術です。
赤外線光を2つの樹脂パーツの溶着部に照射して樹脂を加熱・溶融させ、十分に溶融した後に樹脂パーツを加圧しながら冷却して接合します。
動作的には熱板溶着に似ており、溶着部のジョイントデザインも熱板溶着とほぼ同じ形状で、溶着強度も母材強度に近いレベルまで得ることが可能です。
摩擦溶着では難しい融点が高く、ガラスフィラー等が入った樹脂材でも気密溶着を安定して行う事ができます。
溶着面のみ加熱するため、仕上がりがきれい
溶着部のみに赤外線を照射して加熱しますので、他の部位への熱の影響が少なく、きれいな仕上がりになります。
溶着バリは発生しても、振動溶着や超音波溶着のような粉状のバリではなく、接合部からはみ出た樹脂がそのまま固まるので、飛散したり落下することはありません。
ワークへのダメージが少ない
非接触且つ局部的な加熱により、ワークに対しての熱によるダメージが少なく、また機械的振動による成形品または内容物へのダメージもありません。
熱や振動に弱い部品を内包するようなワークに対して大変有効です。
ランニングコスト(電気代)の削減
熱板溶着との大きな違いは、加熱時以外は待機電力のみの消費となりますので、電気代を抑えることが出来ます。
更に、接触式熱板溶着機の場合、ワークの付着防止のためのテフロンコーティングやテフロンシート、それらの清掃時間等でのランニングコストが発生しますが、赤外線溶着機ではこれらは不要となる為、ランニングコストを大幅に削減することが出来ます。
ワークの寸法のバラつきの影響を受けにくい
非接触式熱板溶着機ではワークの寸法がばらつくと、ワークと熱板との距離の影響が変わることにより、溶着強度に影響が出易くなりますが、赤外線溶着機では寸法誤差の影響を受けにくく、安定した溶着を行う事ができます。
ワークに合わせた細かな条件設定が可能
IRヒーター1つ1つを個別に出力制御することが可能(※)で、ワークの特徴に合わせて加熱状態を細かく設定することが可能です。
また加熱中の出力も変更できますので、高出力で一気に溶融温度まで加熱し、その後は出力を低くして溶融層を深く取る、といったことも可能になります。
※出力制御のチャンネル数は装置仕様によって異なります。
製品情報一覧
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2025.07.31更新
基本情報
企業名 | コスモシステム株式会社 |
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設立 | 1965年11月6日 |
資本金 | 2300万円 |
連絡先 | 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-15-8 電話番号:0422-32-2831 FAX:0422-32-2836 |
ウェブサイト | https://www.cosmo-stm.com/ |
ニュース
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2025.07.31更新
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