水処理装置の設計施工、メンテナンスを手掛けるスイシンは、長年培ってきた水処理の技術をベースに、今まで熱回収されていなかった排熱（排温水・排冷水）を回収し、再利用できる熱回収装置を開発。排水を製品本体に投入すると、特殊な蛇腹構造の熱交換ユニット表面に薄い膜を作り、パイプを流れる綺麗な水に熱が伝わり温水・冷水となる。電気や燃料を使わずに水だけの力で稼働できるのが特長で、エネルギーの再利用・CO2削減・化石燃料の削減に貢献し、温水が排出される温泉施設やホテル、食品工場など幅広い施設での利用が可能。

従来の熱交換装置では、キレイな水同士の熱交換が主流で、メンテナンスの難しさなどから温排水の利用は避けられてきた。同装置は内部がユニット式になっており、部品交換や洗浄等のメンテナンスが容易に実施できる構造となっている。ランニングコストゼロで、さらにメンテナンス性も優れている。東北電力が行った、熱回収装置試験計測でも、80％以上という抜群の熱交換を行う事が証明されている。