気象観測、産業用計測機器メーカーのヴァイサラは、10月25日より繰り返し性に優れ、高精度な過酸化水素蒸気の計測を実現する「HPP272過酸化水素・湿度・温度プローブ」の販売を開始した。

過酸化水素除染環境向けの繰り返し性に優れた計測

HPP272は、1台で除染時の過酸化水素含有量（ppm）だけでなく、温度、相対湿度（RH、水蒸気のみ）、相対水分飽和度（RS、過酸化水素・水分の混合ガス）も計測することができ、これまで以上に幅広い計測項目が可能となった。使用している同社独自のPEROXCAPセンサは、精度、繰り返し性、安定性に優れ、その特性を過酸化水素の計測に活かしている。センサを加熱することにより結露を防ぎ、高湿度環境下でも確実で正確な計測を実現し、アイソレータ、パスボックス、室内の除染などの様々な用途に適している。耐久性が高く、メンテナンスもほとんど必要がない。

また、同社ではHPP272のトレーサブルな校正を行っている。