溶接による配管施工は、火花やヒュームといった環境と健康への負荷、消費電力の多さ、人手不足など課題が多い。
日商テクノが提供する「ジャストフレア工法」は、専用加工機でつば出し加工をした鋼管をルーズフランジで接合するという、『溶接』を必要としない工法である。加工は管サイズに関わらず80秒で完了し、施工時もフランジボルト位置を自由に調整してボルトナットで締め付けるだけ。その使いやすさと簡便さ、加工部・接合部の均一な品質と強度、火無し作業の安全性、消費電力・CO2排出量の削減で高く評価され、1600件以上の空調・生産・雨水配管等の現場で採用されている。

つば出し加工機は「JF-350型」と「JF-500型」の２タイプで50A～500Aまで対応。さらに、鋼管に穴を開けて引き抜き、一体化した分岐（枝管）を形成するバーリング装置がラインナップ入り。小型、中型、大型の3タイプで32A～300Aの枝管加工が可能になり、無溶接加工の幅を広げている。

ジャストフレア工法は、溶接を省くことで3Kと言われる設備工事業界に省エネ・SDGs推進の新しい風を送り込んでいる。