研究用試薬400種類、受託精製・合成・研究、微粒子の精密分級
長良サイエンス株式会社は1999年、現・社長（岐阜大学名誉教授）が岐阜大学で開発した技術を基に設立した会社で、大学発ベンチャーの先駆けである。現在は社員11名で、そのほとんどが研究者で、その半数は博士号取得者という技術集団である。事業は研究用試薬の製造販売、受託業務（精製・合成）、微粒子の分級で、相乗作用で伸びている。近年大手企業からの引き合いが増え、バイオ企業として躍進中である。

研究用試薬の製造・販売

大豆イソフラボン類、茶カテキン類等400種類以上の成分を独自の高分離能HPLCカラムで精密分離し、高純度試薬を製造、販売している。その大半は今までにないオリジナルなものを商品化した試薬である。

受託精製・合成・研究

独自の高分離能HPLCカラムを用いた受託精製は分子量2000程度までの低分子化合物を完全分離。

微粒子の精密分級（ナノテク）

独自の分級（粒揃え）法を開発し、HPLC用シリカゲル、樹脂等の微粒子を精密分級。