設立50周年を迎えた各務原航空機器は、日本でも数少ないワイヤーハーネスの専門メーカーとして、防衛省向けの航空機・ヘリコプター、国内の警察・消防防災・報道・ドクターヘリで使用されているBK117に搭載されるワイヤーハーネスの製造を行っている。そして、航空機搭載用ハーネスの知見と経験を活かし、陸上用特殊車両や海上船舶など様々な分野のニーズに対応し、確固たる地位を築いてきた。航空機の神経伝達回路と言われる“ワイヤーハーネス”は、高度な専門的技術を要し、一つでも間違えると飛行機は飛ばない。近年、ワイヤーハーネスは複雑化・密集化が進んでおり、高性能・高信頼性が要求された特殊ワイヤーハーネスの製造や、レーザーマーキング装置、導通・絶縁試験機及び環境試験用恒温槽といった最新設備を維持するなど、レベルの高い生産性と技術力で、大手メーカーから高評価を得ている。

50年の歴史の中で培われた知識と経験、技術力を活かし、宇宙や民需分野といった新しい事業に積極的に挑戦していく。