トクピ製作所（本社・大阪府八尾市）は、近年、　超高圧クーラント切削法の研究とその装置の製造販売を行っている。
益々変化の時代へ突入しています。 コロナウイルスから自動車ではEVへ動き、ロシア、ウクライナ問題と大変な時代へ変化が見られる。
金属材料も新しい部材に合った材料が開発されると同時に切削も変わる
金属切削にはドライ切削、エアーレーション切削、シャワー切削、ＭＱＬ切削、振動切削、超高圧クーラント切削などの切削法があります。

・従来のクーラント圧力では1.5MPa、3MPa、5MPa、7MPaが主流です。（参考までに水道水の圧力が0.2MPa～0.5MPaです）
トクピ製作所の超高圧クーラント、ハイプレッシャーブレーカーは、7MPa、14 MPa、20 MPa、30 MPa。
・高圧の噴射でカバーから飛び散る等、古い機械では、隙間から漏れが発生する場合がありますが、ゴム板やブリキ板でカバーをする事で対応可能です。
・工具の耐圧は30 MPaでも可能です。
・生産性向上の効果は、これまで人が機械操作から離れられなかった加工を、無人化、また24時間かかっていたものが３時間（1/8）になったデータなどがあります。
・バイト、チップは超高圧クーラント専用のバイトホルダーが必要です。特殊工具の場合でもメーカーと相談する事でノズル付き工具の製造が可能です。溝入れなども、メーカーと相談の上製造可能です。

工具は世界中の多くの工具メーカーが超高圧クーラント用工具を開発しています。
工具の種類においてはまだまだこれからですが30MPaを使用した開発に取り組んでいます。

はじめは航空機部品かと難削材が主流でしたが今では、難削材から鍛造の自動車部品(SCR材)、建設機械部品(SMC材)、半導体部品(ハステロイ材)、医療機器(チタン材) 非鉄〜鉄品等にも対応しています。